「30代になっても、自分には何もない」
そんなふうに感じていませんか。
人に誇れる実績も、特別なスキルもない。これといって夢中になれることもない。
周りは仕事で活躍したり、家庭を築いたり、好きなことに挑戦したりしている。
それなのに、自分には何もない。
そんなふうに感じている方に、まず一つ質問があります。
あなたが言う「何もない」の「何」とは、いったい何でしょうか?
少し考えてみてください。
仕事の実績でしょうか。お金でしょうか。恋人や家族でしょうか。それとも、本気でやりたいと思えることでしょうか。
実は、私自身も37歳まで「自分には何もない」と感じていました。でも、今振り返ると、私にはちゃんとありました。
健康な身体も、自分を好きだと言ってくれる家族も、仕事もありました。自分では気づいていなかった強みも、たくさんありました。
ただ、本気でやりたいと思えることがなかった。それが、私の「何もない」の正体でした。
その後、自分自身と向き合い、現在はキャリアコーチとして50名以上の方と350時間以上のセッションを重ねてきました。
その経験を通じて、私が実感しているのは「何もない人なんて、いない」ということです。
ただ、自分が持っているものに気づいていない人や、本当に求めているものが見えていない人はいます。
この記事では、「自分には何もない」と感じてしまう原因を解説するとともに、2つのワークを通じて、今の自分が持っているものと、本当に求めているものを整理していきます。
自分には何もないと諦める前に、一度、今の自分をちゃんと見つめてみませんか。

キャリアコーチ|Core Career代表
コーチング実績350時間以上、顧客満足度91%
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サポートの内容:キャリアのモヤモヤを整理→思考の癖や強みの発見→自分の本音・理想の言語化→納得できるキャリア設計→理想のキャリアの実現
自身も37歳まで「やりたいことがわからない」と悩み続けた経験から、表面的な自己分析や転職ノウハウだけではなく、自分の本音や価値観、その奥にある思考の癖まで深く理解することの大切さを実感し、Core Careerを立ち上げました。
同志社大学卒業後、プライム上場企業で海外営業、海外駐在、マーケティング、新規事業開発、経営戦略企画に従事。39歳で未経験転職で年収100万円UP、副業で月10万円以上を得るなど、会社員・転職・副業を通じてさまざまなキャリアの選択を経験。趣味はランニングと読書。2児の父。
👇37歳まで「自分には何もない」と思っていた私がやりたいことを見つけて前向きに進めた話し

1. 「自分には何もない」と感じる5つの原因

そもそも、なぜ私たちは「自分には何もない」と感じてしまうのでしょうか。
その背景には、実際に何を持っているかだけでなく、自分自身をどのように見ているかが関係していることがあります。
代表的な5つの原因を紹介します。
① 他人と比較して、自分にないものばかり見ている
30代になると、人によって人生の歩み方に大きな違いが出てきます。
仕事で昇進する人、独立して活躍する人、結婚して家庭を築く人、趣味や好きなことに打ち込んでいる人。
SNSを開けば、誰かの成功や充実した日常が目に入ります。
そんな姿を見るたびに、自分には何もないと感じてしまう。
でも、少し考えてみてください。
あなたは、他人が「持っているもの」と、自分が「持っていないもの」を比べていませんか。
例えば、仕事で成功している人を見て、自分には実績がないと落ち込む。
一方で、その人が持っていないものを自分が持っていたとしても、それには目を向けない。
こうした比較を繰り返していると、自分にあるものがどんどん見えなくなってしまいます。
他人との比較そのものが悪いわけではありません。
誰かを見て「自分もあんなふうになりたい」と思うことは、自分の望みに気づくきっかけにもなります。
大切なのは、他人が持っているものを基準にして、自分自身の価値まで決めてしまわないことです。

② 自分に対する評価が厳しすぎる
「自分には何の取り柄もない」
そう感じている人の話を聞いていると、実際にはさまざまな経験や強みを持っていることがあります。
それなのに、本人はそれを認めていません。
「そんなことは誰でもできる」
「大した実績じゃない」
「自分よりすごい人はいくらでもいる」
何か一つ強みが見つかっても、すぐに否定してしまう。
例えば、人の話を丁寧に聞ける人がいたとします。
周囲からは「話しやすい」「安心できる」と言われている。それでも本人は「ただ話を聞いているだけだから」と考えている。
自分にとって当たり前にできることほど、その価値に気づきにくいものです。
「自分には何もない」と感じているのは、何も持っていないからではなく、自分にあるものを過小評価しているからかもしれません。

③ 完璧な自分を求めすぎている
「人に誇れる実績がなければ意味がない」
「誰よりも得意でなければ強みとは言えない」
「一生続けたいと思えることでなければ、やりたいこととは言えない」
そんなふうに考えていませんか。
これは完璧主義的な考え方の一例です。
例えば、英語が話せる人でも、ネイティブのように話せなければ「自分は英語ができない」と思うことがあります。
仕事で成果を出していても、もっと大きな成果を出している人と比較して「自分には実績がない」と考えることもあります。
でも、強みは誰かより優れていることでなければならないのでしょうか。
やりたいことは、一生続けられるものでなければならないのでしょうか。
自分に課している基準が高すぎると、どれだけ知識や経験を積んでも「まだ足りない」と感じ続けてしまいます。
④ 自分の強みや魅力に気づいていない
自分のことは、自分が一番よくわかっている。
そう思うかもしれません。
でも、実際には自分だからこそ気づけないこともあります。
例えば、私は以前、人の立場に立ってわかりやすく説明する力や、人を否定せずに受け入れる受容力、包容力、素直さなどを、自分の強みとして十分に認識できていませんでした。
こうした強みは、人から伝えてもらうことで気づけたものです。
自分にとって自然にできることは、特別な能力だと感じにくい。
だからこそ、自分一人で考えているだけでは見つけられない強みもあります。
⑤ 将来への不安や焦りを感じている
30代になると、これからの人生を考える機会が増える人もいるでしょう。
「この仕事をあと30年続けるのだろうか」
「自分には専門的なスキルがないけれど、転職できるのだろうか」
「このまま年齢を重ねて、後悔しないだろうか」
そんな不安があると、今の自分に足りないものばかりが気になってしまいます。
私自身も、30代後半にキャリアの行き詰まりを感じていました。
今の仕事を続けたいわけではない。でも、ほかに本気でやりたいと思えることもない。
そんな状態が長く続いていました。
ただ、今振り返ると、私には何もなかったわけではありません。
自分が望んでいるものと、すでに持っているものが、見えていなかったのだと思います。
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2. 「自分には何もない」と自己肯定感の関係

「自分には何もない」という感覚には、自己肯定感や自己評価の仕方が関係している場合もあります。
ここで考えてみてほしいことがあります。
あなたは、何かができる自分でなければ、価値がないと思っていませんか。
仕事で成果を出せる自分なら認められる。
人より優れた能力があれば、自信を持てる。
誰かに必要とされていれば、自分には価値がある。
反対に、成果が出せない自分、特別な能力がない自分、誰かに認められていない自分には価値がない。
このように、特定の条件を満たしているときだけ自分を認められる状態を、条件付きの自己評価と考えることができます。
もちろん、仕事で成果を出したり、何かを達成したりすることは素晴らしいことです。
私も、目標に向かって努力し、成果を出すことには大きな意味があると思っています。
ただ、それが自分の価値を認めるための唯一の条件になってしまうと、苦しくなることがあります。
どれだけ頑張っても、上には上がいるからです。
一つ成果を出しても、次の成果が必要になる。
誰かに認められても、また別の誰かからの評価が欲しくなる。
これでは、いつまで経っても「今の自分でいい」と思えません。
自己受容は、自分を好きになることではない
私が大切だと考えているのは、自己受容です。
自己受容とは、自分の良いところだけでなく、できないことや弱さも含めて、今の自分を認めることです。
何でもできると思い込む必要はありません。自分を無理に好きになる必要もありません。
できないことは、できない。苦手なことは、苦手。
それでも、自分自身の価値まで否定する必要はない。
私自身、以前は「自分はできない」「自分のままではダメだ」という思いが強くありました。しかし、コーチングを受けて自分自身と向き合うなかで、少しずつ考え方が変わっていきました。
今は、できないことがあっても、それで自分の価値がなくなるとは思いません。
むしろ、自分の弱さも認められるようになったことで、以前よりもずっと楽に生きられるようになりました。
自分に足りないものを探す前に、まず今の自分をそのまま見てみる。それが、「自分には何もない」という思い込みから抜け出す一つのきっかけになると思います。

3. 本当に「何もない人」はいるのか?

私は、何もない人はいないと思っています。
これは、単に人を励ますために言っているわけではありません。
これまでキャリアコーチとして50名以上の方と、350時間以上にわたって深く向き合ってきました。年齢も、職業も、これまでの経験も、抱えている悩みもさまざまです。
自分の強みに自信が持てない人。
やりたいことがわからない人。
仕事でうまくいかず、自分を責めている人。
そうした方々と話していると、最初は本人が「自分には何もない」と感じていても、対話を重ねるなかで、その人ならではの経験や強み、大切にしている価値観が見えてきます。
私は、これまで向き合ってきた方のなかで、本当に何もない人には出会ったことがありません。
私自身も「何もない」と思っていた
私も長い間、自分には何もないと感じていました。
仕事をして、給料をもらって、日々の生活を送る。生活に困っていたわけではありませんでしたが、何か物足りなさを感じていました。
自分の人生を、自分で生きているという実感が薄かったのだと思います。
でも、今振り返ると、当時の私にはいろいろなものがありました。
健康な身体がありました。自分を好きだと言ってくれる家族がいました。仕事もありました。これまで積み重ねてきた経験もありました。
そして、自分では気づいていなかった強みもありました。
相手の立場に立ってわかりやすく説明する力。
人を否定せずに受け入れる受容力や包容力。
人の意見を素直に受け取れるところ。
こうしたものは、他者との関わりを通じて気づくことができました。
つまり、私には何もなかったわけではありません。
自分が持っているものを認識できていなかったこと。そして、本当に求めているものが満たされていなかったこと。
その二つが重なって、「自分には何もない」と感じていたのだと思います。
「何もない」と「満たされていない」は違う
ここは、とても大切なところです。
例えば、仕事も家族も友人もいるのに、「自分には何もない」と感じている人がいたとします。
その人が本当に求めているのは、仕事でのやりがいかもしれません。
あるいは、自分の意思で人生を選べているという実感かもしれません。
一方で、仕事で十分な実績があっても、心を許せる人がいないことに寂しさを感じている人もいるでしょう。
人によって、求めているものは違います。
だから、「自分には何もない」と感じたときに大切なのは、無理にポジティブになることでも、何かを付け足そうとすることでもありません。
まずは、自分には何がないと感じているのかを明確にすることです。
4. あなたの「何もない」の「何」とは何ですか?

ここからは、ぜひ実際に手を動かして考えてみてください。
私は、「自分には何もない」という言葉は、とても曖昧だと思っています。
そもそも、あなたが言う「何」とは何でしょうか。
お金でしょうか。
仕事の実績でしょうか。
専門的なスキルでしょうか。
恋人や家族でしょうか。
友人でしょうか。
本気でやりたいことや、人生の目標でしょうか。
それとも、自分に対する自信でしょうか。
「何もない」という言葉でひとまとめにしてしまうと、自分が何に苦しんでいるのかが見えなくなります。
だから、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
ワーク① 自分に「ない」と感じているものを書き出す
紙とペンを用意してください。
そして、次の問いに答えてみてください。
あなたは、自分に何がないと感じているのですか?
できるだけ具体的に書き出してみてください。
例えば、
- 人に誇れる仕事の実績がない
- 自分だけの専門スキルがない
- 本気でやりたいと思えることがない
- 心から信頼できる友人がいない
- 自分で人生を選んでいるという実感がない
- 何かに挑戦する自信がない
頭の中で考えるだけでなく、実際に言葉にしてみることが大切です。
ここで一度、読むのを止めて書き出してみてください。
書けましたか。
では、今書いたものを眺めてみてください。
そこにあるのは、単にあなたに「ないもの」ではありません。
あなたが、本当は欲しいと思っているものでもあるのではないでしょうか。
仕事の実績がないと感じるなら、仕事で何かを成し遂げたいのかもしれません。
友人がいないと感じるなら、心から信頼できる人間関係を求めているのかもしれません。
やりたいことがないと感じるなら、何かに夢中になれる人生を望んでいるのかもしれません。
もちろん、書き出したものすべてが、本当に自分の望みとは限りません。
社会や周囲の人から「持っているべきだ」と思わされているものもあるかもしれません。
だから、もう一つ問いかけてみてください。
それは、本当にあなたが欲しいものですか?
それとも、周りの人が持っているから、自分も持っていなければいけないと思っているものでしょうか。
ここを考えることで、自分が本当に求めているものが少しずつ見えてくるはずです。
そして、もし本当に欲しいものが見つかったなら、今それを持っていなくても構いません。
これから手に入れる方法を考えればいいのです。
5. 自分に「あるもの」を20個書き出してみよう

次は、反対のことをしてみます。
今度は、自分がすでに持っているものを書き出してください。
ここで大切なのは、良いか悪いか、すごいかすごくないかを判断しないことです。
ただ、事実として持っているものを書き出します。
例えば、
- 健康な身体
- これまで続けてきた仕事
- 家族
- 友人
- 学んできた知識
- 仕事で経験した失敗
- 人から感謝された経験
- 好きな音楽
- 続けている趣味
- 人の話を聞けること
どんな小さなことでも構いません。
「こんなの誰でも持っている」
「大したことじゃない」
そうした評価はいったん脇に置いてください。
今は、自分に何があるのかを確認する時間です。
ワーク② 今持っているものを20個書き出す
できれば20個以上、書き出してみてください。
最初は簡単に出てくるかもしれません。
でも、10個を超えたあたりから、少し考える必要が出てくる人もいるでしょう。
そこからが大切です。
普段は意識していない経験や、人とのつながり、身につけてきたことに目を向けてみてください。
20個は、自分の持っているものを広く探すための目安です。どうしても20個出てこなければ、書けたところまででも構いません。
書き終わったら、もう一つ試してほしいことがあります。
自分ではなく、親しい友人が書いたものとして眺める
今書いた20個を、自分のものではなく、親しい友人が書いたものだと思って眺めてみてください。
その人は、どんなものを持っていますか。
どんな経験をしてきた人でしょうか。
どんな強みや魅力がありそうでしょうか。
自分のことだと「大したことない」と思ってしまうものでも、他人のことなら素直に価値を認められる場合があります。
例えば、自分が10年間仕事を続けてきたことには何も感じなくても、友人が10年間一つの仕事を続けてきたと聞けば、努力や経験の積み重ねを感じるかもしれません。
自分の家族や友人との関係は当たり前に思えても、誰かが大切な人との関係を築いてきたと聞けば、それも一つの大切なものだと感じるかもしれません。
ぜひ、他人の目で自分を眺めてみてください。
そして、気づいたことを言葉にしてみてください。
ここまでできたら、最初のワークと並べてみましょう。
今の自分が持っているもの。
そして、自分がこれから欲しいもの。
その両方が目の前にあるはずです。
これが、自分の現在地を知るための出発点になります。
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6. 自分では気づけない強み・長所を見つける3つの方法

ここまでのワークで、自分が持っているものをいくつか見つけられたと思います。
ただ、強みや長所については、自分一人で考えてもなかなか見つからないことがあります。私自身もそうでした。
そこで、ここでは自分では気づきにくい強みを見つける3つの方法を紹介します。
① 過去の経験を振り返る
強みを見つけようとすると、特別な成功体験を探してしまう人がいます。
でも、大きな実績がなくても構いません。
例えば、これまでの仕事や学校生活、プライベートを振り返ってみてください。
人から感謝されたことはありませんか。
周囲の人に頼られたことはありませんか。
自分なりに工夫して、何かをうまく進められた経験はありませんか。
仕事で大きな成果を出していなくても、困っている同僚の話を丁寧に聞いていたかもしれません。
チームのなかで、意見の違う人たちの間に入って調整していたかもしれません。
こうした経験のなかにも、自分の強みが表れていることがあります。
結果だけでなく、そのとき自分がどのように考え、どのように行動したのかを振り返ることが大切です。
② 他人からの評価を聞いてみる
自分では当たり前だと思っていることも、他人から見ると魅力的に映ることがあります。
だから、信頼できる人に聞いてみるのも一つの方法です。
例えば、
「私の良いところって何だと思う?」
「私が自然にできていることって何かある?」
「私のどんなところが役に立っていると思う?」
少し照れくさいかもしれませんが、意外な答えが返ってくることもあります。
私自身、人からの言葉を通じて、相手の立場に立ってわかりやすく説明する力や、受容力、包容力、素直さなどを自分の強みとして認識できるようになりました。
もちろん、他人の評価がすべてではありません。
大切なのは、他人の視点も参考にしながら、自分自身への理解を深めることです。
③ 日常で自然にやっていることに注目する
強みは、頑張って発揮するものだけではありません。
自分にとって自然にできることのなかにもあります。
例えば、
人の話を聞いていると、自然と相手の気持ちを考えている。
複雑な情報を見ると、整理してわかりやすくしたくなる。
初めてのことでも、面白そうだと思ったらすぐに調べてみる。
人と人の間に入って、自然と場を和ませている。
こうした何気ない行動にも、その人らしさが表れています。
「自分にとっては普通だけど、周りの人はあまりやっていないことは何だろう?」
そんな視点で、日常を振り返ってみてください。
7. 「自分には何もない」から抜け出す5つの方法

ここまで、自分にないものと、すでにあるものを整理してきました。
でも、気づいただけでは人生が変わらないこともあります。
大切なのは、その気づきをこれからの行動につなげることです。
ここでは、私自身の経験も踏まえて、5つの方法を紹介します。
① 他人との比較から、自分の望みに目を向ける
他人と比較して落ち込んだときは、単に「比べるのをやめよう」とするのではなく、なぜその人が気になるのかを考えてみてください。
例えば、好きなことを仕事にしている人を見て羨ましいと感じたなら、自分も仕事にやりがいを求めているのかもしれません。
自由に働いている人を見て嫉妬したなら、自分ももっと自由に働きたいのかもしれません。
比較することで生まれた感情を、自分の望みを知るためのヒントとして使うのです。
他人に勝つことではなく、自分がどう生きたいかに目を向けてみてください。
② できない自分も受け入れる
自分には何もないと感じているとき、無理に自信を持とうとする必要はありません。
できないことがあってもいい。
苦手なことがあってもいい。
今はまだ実績がなくても、やりたいことが見つかっていなくても構いません。
大切なのは、それを理由に自分自身を否定しないことです。
自分の現在地を認めることと、今の状態をずっと続けることは違います。
今の自分を受け入れたうえで、これからどうしたいかを考えればいいのです。
③ 小さなことから行動してみる
自分に何が向いているのか、何が好きなのか。考えているだけではわからないこともあります。
私自身、やりたいことがわからなかった時期に、いろいろなことを試してみました。写真、イラスト、ブログなど。
やってみたからこそ、面白いと思えるものと、そうではないものがわかりました。特にブログは、記事を書いて公開し、少しずつ改善していく過程そのものが楽しく、続けることができました。
最初から人生をかけられるものを見つける必要はありません。
少し興味があることを、まず試してみる。
やってみて違うと思ったなら、それも一つの発見です。
行動することで、自分の好きなことや向いていることが見えてくる場合があります。
④ 小さな成功体験を積み重ねる
自信がないから行動できない。そう感じる人もいると思います。
でも、自信は行動することで育つこともあります。
私にとって大きな経験だったのが、フルマラソンへの挑戦です。
当初は、長い距離を走れる自信などありませんでした。それでも、少しずつ練習を重ね、走れる距離を伸ばしていきました。そして、半年ほどの練習を経てフルマラソンを完走しました。
この経験を通じて、「自分もやればできる」という感覚を持てるようになりました。
もちろん、誰もがマラソンに挑戦する必要はありません。
例えば、興味のある本を一冊読んでみる。
行ってみたかった場所に出かけてみる。
新しい勉強を一週間続けてみる。
自分で決めたことを実行する経験が、少しずつ自分への信頼につながっていきます。

⑤ 自分がどう生きたいかを、自分で決める
最後に大切なのは、自分自身で選ぶことです。
何を大切にしたいのか。
どんな時間を過ごしたいのか。
これから何に挑戦したいのか。
答えは人によって違います。
仕事で大きな成果を出したい人もいれば、家族との時間を大切にしたい人もいるでしょう。
好きなことを追求したい人もいれば、穏やかな日常を送りたい人もいるはずです。
どれが正しいということではありません。
大切なのは、周りの人が望む人生ではなく、自分が望む人生を選ぶことです。
そして、30代だからといって、今から何かを始めるのが遅いわけではありません。
私自身、37歳まで本気でやりたいことがわからず、39歳で異業界・異職種への転職をしました。
30代になっても、やりたいことが見つかっていなくても、特別な実績がなくても、これから何をするかは自分で決められます。
これまでの人生で何を成し遂げたかだけで、これからの可能性が決まるわけではありません。
今の自分に何があるのか、そしてこれから何を望むのか。そこから、次の一歩を考えてみてください。
8. 「自分には何もない」と悩む人によくある質問

Q1. 本当に取り柄が一つもない人はどうすればいいですか?
まずは、「取り柄」とは何かを考えてみてください。
誰かより優れていることだけが取り柄ではありません。
人の話を丁寧に聞けること、約束を守ること、興味を持ったことを深く調べること。
日常のなかに、自分らしさや強みが表れている場合があります。
自分では見つからないときは、信頼できる人に聞いてみるのもおすすめです。
Q2. 30代でスキルも実績もありません。今からでも間に合いますか?
何を目指すかによって必要な準備は異なりますが、30代から新しいスキルを身につけたり、経験を積んだりすることは十分可能です。
まずは、どんなスキルや経験が欲しいのか、その理由を明確にしてみてください。
そして、今の自分にできる小さな行動から始めることが大切です。
Q3. やりたいことが何もない場合はどうすればいいですか?
私自身も、長い間やりたいことがわかりませんでした。
その経験から感じるのは、やりたいことは考えているだけでは見つからない場合があるということです。
興味があることを試し、自分がどう感じるのかを確かめる。
その繰り返しのなかで、少しずつ自分の好きなことや大切にしたいことが見えてくることがあります。
最初から一生続けたいと思えるものを探す必要はありません。
Q4. 周りと比べて落ち込んでしまいます。どうすればいいですか?
比較してしまう自分を責める必要はありません。
それよりも、比較したときにどんな感情が生まれたのかを考えてみてください。
羨ましいと感じたなら、相手の何が羨ましかったのか。
焦りを感じたなら、自分は何を失うことが怖いのか。
そうした感情のなかに、自分が大切にしたいことのヒントがあるかもしれません。
Q5. 自分の強みがどうしても見つかりません
自分一人で見つけようとしなくても構いません。
自分の強みは、自分にとって当たり前すぎて気づけないことがあります。
過去に人から感謝されたことや、周囲から頼られた経験を振り返ってみてください。
それでも難しければ、信頼できる人やコーチなど、第三者の視点を借りることも一つの方法です。
10. まとめ|「自分には何もない」と思ったら、まず今の自分を見てみよう

最後に、もう一つ伝えたいことがあります。
「自分には何もない」と思うことが、時に自分を守る言い訳になっている場合もあります。
自分には才能がない。
自分には経験がない。
自分には何もない。
そう思っていれば、挑戦して失敗することや、うまくいかない自分と向き合うことを避けられるかもしれません。
もちろん、本当に苦しい状況にいる人もいるでしょう。
だから、すべての人が言い訳をしていると言いたいわけではありません。
ただ、もし心当たりがあるなら、一度考えてみてほしいのです。
「自分には何もない」と決めつけることで、自分の可能性を閉ざしていないでしょうか。
私は、何もない人はいないと思っています。これまで50名以上の方と深く向き合ってきましたが、誰もがその人ならではの経験や強み、魅力を持っていました。
そして、私自身もそうでした。
本気でやりたいことがない。そう感じていたけれど、実際にはたくさんのものを持っていました。ただ、それに気づけていなかった。
だから、まずは今の自分を見てみてください。
何がないと感じているのか。
何を本当に求めているのか。
そして、すでに何を持っているのか。
良いとか悪いとか、すごいとかすごくないとか、そんな評価はいったん脇に置いて。ただ、今の自分をありのままに見つめてみる。そこから始めてほしいと思います。
今持っていないものがあるなら、これから手に入れる方法を考えればいい。
すでに持っているものがあるなら、それを大切にしたり、活かしたりすればいい。
何もないと思って立ち止まるのではなく、今の自分を知ることから、これからの人生を始めてみませんか。
自分が本当に求めているものを、もう少し整理したい方へ
ここまで読んで、自分にないものと、あるものを書き出してみた方もいると思います。
でも、書き出してみても、
「本当にこれが自分の望みなのかわからない」
「自分の強みがうまく見つからない」
「何をしたいかは少し見えてきたけれど、次にどうすればいいかわからない」
そんな方もいるかもしれません。
そのような方に向けて、『自分軸のキャリア整理シート』を無料で配布しています。
自分の価値観や強み、これからのキャリアについて整理するためのワークシートです。
また、一人では整理しきれない方に向けて、45分の無料コーチング相談も受け付けています。
今抱えているモヤモヤを伺いながら、自分が何を求めているのか、どんな強みや可能性があるのか、これからどうしていきたいのかを一緒に整理します。
自分のことは、自分一人では見えないこともあります。
必要だと感じたら、人の力を借りてみることも考えてみてください。

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